リスク・コミュニケーションの受け手は誰ですか

 あなたが情報を伝えたり、意見を聴いたりしなければならない人はどんな人ですか? 目標に照らして、最初はできるだけ幅広い範囲の人々を想定するようにしましょう。以下の人々が含まれているかどうか、チェックしてみましょう。


■ リスク管理の決定で影響を受けると思われるのは誰でしょうか?

影響を受けていることを既に知っているか、受けていると思っている集団だけでなく、影響を受けているかもしれないがその事を知らない人を含めましょう。

■ 役立つと思われる情報と専門的技術の知識を有しているのは誰でしょうか?

専門家からの批判は、あなたの組織がきちんとリスク評価できないのではないかとの疑いを抱かせます。また、人々は多様な観点で行われたリスク評価を信用するものです。組織と関係のない専門家を含めましょう。行政の施策が大きな影響を与えることもあります。メディアはあなたが入手困難な情報を提供してくれるかもしれません。

■ 以前、よく似たリスク状況に関係していたのは誰でしょうか?

■ 以前、同様の意思決定への関与に関心を示したのは誰でしょうか?

■ もし関与させなければ、当然怒るのは誰でしょうか?


 さらに重要なことは、コミュニケーションのプロセスを通じて、新たな受け手がいないか気を配ることです。 状況が変われば、人々の関心が変わり、あなたの受け手が変化することを覚えておきましょう。




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