メッセージ作成のためのチェックリスト

 あなたの伝えたいことが相手に的確に伝わるためには、情報を作成する段階から注意することがあります。 以下の表を参考にして、あなたのメッセージをチェックしてみましょう。

 また、どのように伝わったかを必ず事後評価して、次の情報作成に役立てましょう。

チェック項目重要度評価:
必須>重要>努力

メッセージ作成の目的がはっきりしているか必須
メッセージの受け手がはっきりしているか必須
受け手と送り手の関係を把握しているか必須









受け手が当事者意識を持てるようなメッセージになっているか
例)卑近な事例の紹介、日常生活でよく耳目にする事例の紹介など
重要
目的と冊子の表現スタイルが一致しているか知識を与えたいのか重要
行動を起こさせたいのか:
行動の選択肢・行動の仕方・それぞれの選択肢のメリットデメリットなどが示されているか
重要
主語・述語がはっきりしているか重要
文章を詰め込みすぎていないか:1ページにつき文章は1/3以下推奨重要
一文ができるだけ短く簡潔になっているか重要
目立つように見出しや小見出しなどをつけているか:フォント・色・サイズ重要
あいまいな表現を使っていないか 例)すぐ・きちんと・・・重要
受け手の反感を招くような表現を使っていないか 例)価値観の押し付け・誘導重要
人々が普段使う言葉や単位を使っているか重要
日常用語を別の意味のテクニカルタームとして用いていないか重要
専門家が使う科学技術用語や数学的表現は避けているか重要
略称や略号を多用していないか(使う場合正式名を加えているか)重要
未決事項や予定には断定的表現ではなく条件付表現を使っているか重要
推測を事実のように書いていないか(とくにシミュレーション結果)重要
全体像をまとめた上で個別の詳しいデータを示しているか重要








パンフレットの目的が書いてあるか重要
(メッセージ内容のそれぞれの事柄に対する)責任の所在は書いてあるか重要
リスク情報 リスクについて書いてあるか (以下を書き出してみよ)
・どのようなリスクか:致死率/環境影響/短期的/長期的
・誰にとってのリスクなのか:住民/利害関係者/環境の範囲
必須
リスクアセスメントにともなう不確実性について可能な限り努力
責任主体のリスクの管理方法について必須
責任主体のリスクを伴う行為の代替案
それに関連する全てのリスクについて
重要
個人で出来る"役立つ心得"例)表示のここを見よ、窓を閉めよ等必須
(異種の度量衡などの)換算表該当時努力
詳細な連絡先:担当窓口電話番号/直接対応時間、HPアドレスなど:重要
略語や専門用語、科学技術記号の解説(冊子が20Pを超える場合)該当時努力
索引(冊子が40Pを超える場合)該当時努力
関連情報リスト(他機関の情報も掲載する)重要



直接のメッセージ作成者以外の人のチェックを受けているか必須
プリテストなどを通して、内容が吟味・改善されているか重要
関連機関と広報活動方針や活動内容について調整しているか可能な限り努力
評価問い合わせのデータを集計・分類しているか重要
(説明会などの)質疑応答のデータは集計・分類しているか重要
上記のデータをメッセージの改善に反映させているか重要



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