なぜコミュニケーション・チャンネルの改善案は実施できなかったか?

 最初からリスク・コミュニケーションを意図していたKanawha渓谷健康調査プロジェクトですら,コミュニケーション活動に配分される予算はわずかです。 例えばこのプロジェクトにおけるコミュニケーション研究の予算は全予算の5%未満でした。これは, 技術的調査の結果を伝えるプロジェクトがしばしば直面する問題です。技術的調査の報告書が作成されるときには, プロジェクトは「もう金も時間もない」状態になっている上,コミュニケーション活動は調査とは別のものとみなされている場合も多いようです。 どのようにりっぱな技術的調査も結果が伝わらないのでは何の意味もありません。コミュニケーション活動に時間と予算をはじめから配分することが重要です。